ご自身の脂肪細胞を使って、胸を大きくする方法ですが、この脂肪細胞の中で綺麗で注入に適していて、定着率を上げるものを選別するということが新しい概念になります。

取れた脂肪をそのまま注入すると、その胸はしこりの形成や定着率の悪さばかりが起こる結果となります。そこで、不純物をふるいに掛ける方法が採られるようになり、目の粗いいわば「ザル」にかけて細かい脂肪細胞を取り出したり、さらに近年では負荷を掛けて、遠心分離して、脂肪細胞を濃縮する治療方法が採られてきました。

ただ、濃縮分離した脂肪細胞には実際は老朽細胞が含まれていたり、まだ、不純物が含まれています。そこで、拡大鏡を用いて、濃縮分離した脂肪細胞のうちから不純物、老朽細胞を取り除きました。

現在、この方法を用いて、数十件の自己脂肪細胞注入による豊胸治療を行なっていますが、満足度は非常に高く、平均バストアップは2カップほど(大体3層に分けて、平均で280から300mlの注入/片側)ですが、経産婦の方たちにはトップの上昇よりも、ふくよかさが上胸部にいたるまで張りが出て、若さが取り戻せたと好評です。

また、術後半年から1年後までのしこり形成は肉眼的には全くなく、乳房を強く探ってやっと1cm以下のものがあるかどうかというレベルですので、変形や不自然な硬さなどは全く報告がありません。
つまり、顧客満足度の高い治療方法であるということをお伝えしたいのです。

 正面
術前

1.この方はとても美しいお胸の持ち主ですが、全体的なバストアップというよりは、上胸部の張りとバストの膨らみを希望されました。

術前

2.術前の治療希望部位です。下方に注入するとバストトップが上がります。この方はむしろ上方の注入を多く希望されているというわけです。

術後2日

3.術後2日での来院時です。まだ、内出血がありますが、黄色いものですので、出血量としては非常に少ないものとなります。この段階では、まだ大きすぎるくらいですね。

術後1週間

4.術後1週間での来院時です。最終的な仕上がりは3ヶ月になりますが、追って、経過は報告いたしますね。

 左斜め
術前
術後2日
術後1週間

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