先日、膣縮小の治療をお受けになられたお客様に術後の経過を尋ねたところ、、

といいますのも、外科治療の経過を尋ねるのは、普通、、内出血、腫れ、感染の有無などを問題なく回復しているか、問題ないかを確認するために、経過を尋ねるものです。。

お客様「先生、ゴッドハンドです」

私「????」

彼女の申しますところによりますと、旦那様から膣内腔の狭さ、一部巾着形状を作っているので、それがよろしかったようです。会陰切開の跡があったりすると簡単に整えたりしておきます。そこが少し入口の狭さを実現したのも良かったのか。。

何はともあれ、感染や術後の出血などが問題なく経過したことを安堵しますが、褒められて、、ちょっと嬉しかったのもあります。アリガタヤ、アリガタヤ。。。

自分の行っているこの膣縮小という治療はその治療の歴史を紐解くことからカウンセリングしています。

私の以前所属していた大手美容クリニックがあるのですが、そこでなかなか厄介なトラブルがあったのです。いわゆる直腸膣瘻というもので、膣から直腸排泄物が出てくるというものです。このような状態になってしまうと、単純に空いてしまった穴を閉じることが出来ません。しばらくのあいだ、直腸に排泄物つまりウンチが通ってこない状態を作る必要があります。絶食を超えて、おヘソのあたりにストーマ、人工肛門を作り、そこからウンチが出る状態にして直腸を休める必要があります。そして、その後膣と直腸の間に出来てしまった瘻孔、穴ですね、これを塞ぐ手術をするわけです。一般的に行われている膣縮小術はこの直腸側に、つまり、からだの後ろ側の粘膜と平滑筋層を切り取り、縫い縮める方法を取っています。ですので、平滑筋層を深く取りすぎてしまったり、直腸損傷によりこの困った膣直腸穿孔を引き起こしてしまいます。

では、私どものクリニックではどのようにその危険性を回避して、顧客の安全と満足度を上げているのかといえば、、後ろ側の粘膜、平滑筋層を手術で切らない、、としています。具体的には、お客様の右側の粘膜、平滑筋層を切り取り、そして縫い縮め。さらに左側の粘膜、平滑筋層を切り取り、縫い縮めます。デザイン次第では左右の平滑筋層を切り取り、縫い縮めるのですから、後ろ側だけの切除よりも大きな変化を出すことが可能です。ダイナミックに狭さと部分的な屈曲なども作ることが可能です。巾着形状という膣の中腹に急に狭くなるポイントを作ることが可能です。なにより、左右の切除を行う方法であれば、大事な臓器(直腸、膀胱)を傷つけるリスクはほぼ皆無です。

膣に対するハイフェム治療などもございますが、手術で得られるような狭小化は得られるものではありません。お顔のたるみの治療で、HIFUなどとフェイスリフトを比較するようなものです。膣の緩みというものは現在病気ではないとされています。風呂上がりに膣から水はいつまでも垂れるという症状に対する治療でもないかも知れません。ただ、水の量は減らすことが可能です。保険診療では扱っていない症候です。

膣は出産時に胎児が通る産道です。膣縮小術は出産を予定している方が受ける治療ではないとお考えください。

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