モンゴリアンフォルド蒙古襞があるために希望の二重幅が出来ない。蒙古襞があるためにまぶたの開きに制限がある、などなど、内側の目元の印象を変化させるべく行う治療が目頭切開なのですが、チョッキンとハサミで切れば希望通りの形に整うというわけでもございません。内眼角の靭帯につながる索状物からの呪縛のような引き連れを解除することで、二重ラインが出やすくなったり、まぶたの開きが良くなったりするのです。あとは余ってる余剰皮膚を取り除くデザイン、それで目頭切開の完成ですね。

治療前です。

綺麗な瞳をされています。二重ラインの復活が彼女の希望です。実は彼女、二人お子さんを持ってらっしゃるママさんなんですが、経産によりまぶたが弛んだ、目が小さくなったと訴えがありました。まだ20代なんですけどね。。。

治療直後です。

埋没法プラス目頭切開でこのくらいの腫れです。蒙古襞の中の索状物を取り除き、内側への広がりが出ています。

治療翌日です。

とても綺麗です。血餅がついていますが、よい心がけです。決して無理にはがしてはなりません。血餅は傷跡に対してはとても良い創傷被覆剤となります。この時点で治療前と比較してもまぶたの開きは改善した感想をいただいております。

治療前。

左は右よりもすこし重たさがあります。でも綺麗になりますよ。

治療直後。

二重のラインの丸みが出ています。目頭切開の傷跡は極めて最小です。

治療翌日。

まぶたの開きは改善、蒙古襞から皮膚に繋がる索状物がなくなると、下まぶたにもひだ感、細かいシワがなくなりますね。

どこぞクリニックのホームページでは目頭切開は皮膚切除のデザインやZ形成など皮膚の入れ替えなどで説明しているものがありますが、それもひとつの方法でしょう。皮膚の切除は結局は余剰皮膚をどれだけ取り除くかでも違ってくるでしょうが、目頭切開は内眼角の形をどのように作り、さらには蒙古襞からの皮膚の連続を自由にして上まぶたの形まで作ることになる。傷跡は、、ご要望に応じて短くも長くもできるのではないでしょうか。