脂肪注入豊胸術と一般的に言われていますが、こだわりが何なのか、伝わってきません。そもそも、胸を大きくしたいご希望をお持ちの方は「痩せ型」であることが多く、脂肪を十分に備えていらっしゃるわけではなく、また脂肪細胞自体の分化も低調で、移植に適しているわけではございません。

では、そんな痩せ型のお客様に向いている治療法とは何なのでしょうか?(脂肪注入をご希望の場合です)脂肪細胞を移植された場所で十分に育ててあげる土壌を作り出さないといけないわけです。

そんななか、少し難しい用語を出していきます。 autologus と homologus の違いは、 いわば、自分の体の材料からすべてを移植するやり方が autologus それと異なり、同じ種別(つまり人間)の他者から移植するやり方を homologus と言います。

私たちの取っている脂肪幹細胞注入とは、理想はautologus なのですが、幹細胞のすべてを生きた状態で注入することは不可能なので、足りない幹細胞をサイトカインとともに補うやり方を取っています。

つまり、allogeneic lipotransfer 自家同種脂肪細胞の移植ということになります。(また、新たな言葉が出てきましたが、つまりは自分に足りない要素は同種から抽出した薬で補うという意味合いです) 健康のために足りない要素をサプリメントで補うのと似ています。 では、そんな症例を見ていただきましょう!!

症例

 正面
術前
術後
 左
術前
術後

決して、大きいとは言えないと思いますが、十分に変化のあるサイズになっています。張りも十分にございます。さわり心地も非常にソフトになります。

ただ、極端に大きくするにはこの allogeneic lipotransfer でも出来るものではございません。極端に大きくしたい場合には、脂肪注入層の下にシリコンインプラントなどを入れるのがよろしいと思います。

脂肪注入豊胸術のみでは2カップアップまでとお考えいただいたほうがよろしいと思います

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