ご自身から細胞を採取し、細胞を培養します。細胞培養とは身体を構成する細胞を取り出して人工的な容器の中で生かしておく作業です。患者様の細胞を培養し、幹細胞数を増やした後に患者様の身体に戻します。
専任の培養士が患者様の細胞を育てます。細胞培養と言っても段階に応じて多くの作業があります。また患者様によって細胞の増殖具合や形態も様々です。毎日観察を行いカルテに記録を残します。培養士と医師が最初から最後まで責任を持って観察および培養、最終的な細胞検査までを行います。
非常に少量の組織から、約3週間から1ヶ月の時間をかけて最終的には数千万から2億程度の間葉系幹細胞を培養します。細胞数が多ければ多いほどいいというものではありません。細胞数が多すぎると細胞密度が大きくなりすぎて、むしろ細胞の質は低下します。もちろん少なすぎることは細胞の発育が悪いと言うことですのでこれもいいことではありません。治療や体格より計算し、最適な細胞数を培養し治療に用います。
万が一培養の途中で細胞に異常が見られた場合などは、その細胞を患者様の治療に使用することは出来ないため培養をいったん中止します。この場合はもう一度組織を採取する必要があることもあります。しかし、細胞培養に妥協は許されないため予めご了承ください。
小児期に多いというイメージがあるアトピー性皮膚炎ですが、実際には成人になってからも症状が治らない症例や、成人した後にアトピー性皮膚炎を発症する症例もあります。
アトピー性皮膚炎の治療ではステロイド外用療法を主として、皮膚を乾燥から防ぐための保湿外用剤の使用方法を指導します。皮膚の痒みに対しては抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を併用する場合もあります。症状が悪化する原因であったりアレルギーを起こす物質を可能な限り除去することが治療には求められます。
現代ではひとつの皮膚の病気というだけではなく、その症状を抱えながら生活していくことの難しさが指摘されています。原因であるアレルギー物質を生活環境から排除することが親や家族側に求められるために経済的にも精神的にも大きな負担が生じます。成人後であってもアトピー性皮膚炎が治らないことで就労や結婚にまつわる悩みを聞くことがあります。このように治療を取り巻くいろいろな環境や悩みが、ある種のストレスへと変化して家庭内や社会生活での深刻なトラブルに繋がる場合もあるのです。
そのような状況の中で難治性アトピー性皮膚炎に対して自分の体の中に存在する間葉系幹細胞を体外で培養し細胞の数を増やしたのちに点滴によって体内に戻すという治療が功を奏するという報告がなされてきています。間葉系幹細胞は、脂肪や骨髄内に存在し多様な細胞に分化できる能力を持つことがわかっています。点滴静脈注射された間葉系幹細胞は難治性アトピー性皮膚炎に悩んでる患者様に幹細胞治療を提供することが可能になりました。
顔面や首などの皮膚の加齢性変化(しみ、しわ、たるみ、毛穴など)の改善を目的とし、ご自身の皮下脂肪由来の間葉系幹細胞を培養し注射する方法です。 従来のレーザー治療やヒアルロン酸、ボトックスでは得られない肌全体の若返りが期待できます。ご自身の細胞を用いますので拒絶反応もなく安全な治療です。動物実験ではしわやシミの予防効果も報告されています。
難治性アトピー性皮膚炎(点滴) | ¥1,800,000 |
顔面の皮膚のシワ・たるみ(局所注射療法) | ¥1,200,000 |
レティシアクリニックは第二種再生医療等提供計画番号を取得しています。
再生医療等提供計画(計画番号PB3200027、PB3200028)を厚生労働大臣に提出しています。
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